問3 2011年5月実技(保険顧客)
問3 問題文
Mさんは,Aさんに対して,遺族厚生年金に関するアドバイスをした。Mさんのアドバイスとして,次のうち最も適切なものはどれか。
1)
「遺族厚生年金の額は,原則として,Aさんの厚生年金保険の被保険者記録を基礎として計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額の2分の1に相当する額です」
2)
「仮に,現時点(平成23年5月22日)でAさんが死亡した場合,遺族厚生年金の額の計算の基礎となる被保険者期間の月数は300とみなされます」
3)
「仮に,Aさんの死亡後に妻Bさんが再婚した場合でも,妻Bさんは,Aさんの死亡に係る遺族厚生年金を継続して受給することができます」
問3 解答・解説
遺族厚生年金に関する問題です。
1)
は、不適切。遺族厚生年金は、被保険者の老齢厚生年金の、報酬比例部分の額の4分の3相当額が支給されます。
2)
は、適切。遺族厚生年金には、短期要件として被保険者期間を最低300月とみなして計算する最低保障がついています。
被保険者期間が300月以上の場合(長期要件)、実際の被保険者期間で計算するため、このような処理はありません。
3)
は、不適切。遺族基礎年金・遺族厚生年金は、再婚すると受給する権利が消滅します。ただし、元夫との子どもがいる場合には、子どもに遺族厚生年金が18歳まで支給されます(遺族基礎年金は親と同居中は支給停止)。
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