問1 2011年5月実技(保険顧客)
問1 問題文
遺族基礎年金に関する以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして,次のうち最も適切なものはどれか。
@)遺族基礎年金を受給できる遺族の範囲は,被保険者の死亡当時,その者によって生計を維持されていた「子のある妻」または「子」とされているが,「子」とは,(
1
)に達する日以後の最初の3月31日までの間にあるか20歳未満で障害等級1級または2級に該当する障害の状態にあり,現に婚姻していない子をいう。
A)遺族基礎年金における保険料納付要件は,死亡日の前日において,死亡日の属する月の前々月までの被保険者期間のうち,保険料納付済期間と保険料免除期間とを合算した期間が(
2 )以上あることである。ただし,死亡日が平成28年4月1日前にある場合,死亡した者が65歳未満であるときは,死亡日の属する月の前々月までの直近の( 3
)に保険料の未納がないこととされる。
1) (1) 15歳 (2) 4分の3 (3)
6カ月間
2) (1) 18歳 (2) 3分の2 (3) 1年間
3)
(1) 18歳 (2) 2分の1 (3) 2年間
問1 解答・解説
遺族基礎年金に関する問題です。
遺族基礎年金は、主に、子供や子供のいる妻が支給対象で、支給要件は以下全てを満たすことが必要です。
●妻の場合
・被保険者(夫)が死亡した当時、生計維持関係にあった。
・支給要件を満たす子どもと同一生計。
●子の場合
・被保険者(父・母)が死亡した当時、生計維持関係にあった。
・18歳未満(18歳到達年度末まで可)、または20歳未満で障害有り。
・結婚していない。
また、被保険者が、20歳〜死亡月の前々月までの期間のうち、納付済期間と免除期間の合計が3分の2以上、年金保険料を納付している必要があります。
ただし、平成28年3月31日までに65歳未満で死亡した場合は、死亡月の前々月までの1年間に未納期間がなければOKです。
よって正解は、2)
(1) 18歳 (2) 3分の2 (3) 1年間
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