問2 2011年1月実技(資産設計)

問2 問題文と解答・解説

問2 問題文

下記は、会社員の成田さんの家庭のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用することとする。また、計算結果は万円未満を四捨五入することとする。

<成田家のキャッシュフロー表>                  (単位:万円)
 
 
※年齢は各年12月31日現在のものとし、平成22年を基準年とする。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部空欄にしてある。

1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:「300×(1+0.01)×2=606」

2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:「928−698=230」

3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「686×(1+0.01)−60=633」

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問2 解答・解説

複利計算に関する問題です。

1.は、不適切。(ア)は、2年後の基本生活費で、現在の基本生活費は300万円で変動率は1%です。
つまり、現在の基本生活費を年利1%で2年間の複利計算した金額ということですね。

複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)
よって、2年後の基本生活費の計算式は、以下の通りとなります。
2年後の基本生活費=300万円×(1+1÷100)2乗=306.03≒306万円
 
2.は、適切。(イ)は、現在の年間収支ですから、現在の収入合計928万円から、現在の支出合計698万円を差し引いた金額です。
よって、現在の年間収支=928万円−698万円=230万円

3.は、適切。(ウ)は、1年後の金融資産残高ですから、現在の金融資産残高686万円に、変動率1%の増加分と、1年後の年間収支▲60万円を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、60万円を差し引くわけですね。

複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)

よって、1年後の金融資産残高=686万円×(1+1÷100)−60万円=632.86≒633万円

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