3級FP過去問解説 問6 2011年1月実技（個人資産）

甲社および乙社の投資指標に関する次の記述のうち，最も適切なものはどれか。

 

1) 株価収益率（ＰＥＲ）は，甲社および乙社ともに同じ値である。

2) 株価純資産倍率（ＰＢＲ）は，甲社のほうが低い。

3) 自己資本利益率（ＲＯＥ）は，乙社のほうが高い。

投資指標に関する問題です。
1)は、適切。株価収益率（PER）の計算式は以下の通り。
PER（株価収益率）＝株価／1株当たり利益（EPS）
よって、甲社のPER＝450円÷(45億円÷1億株)＝10倍
　　　　 乙社のPER＝300円÷(60億円÷2億株)＝10倍　⇒甲社と乙社のPERは等しい。

2)は、不適切。株価純資産倍率（PBR）の計算式は以下の通り。
PBR（株価純資産倍率）＝株価／1株当たり純資産
よって、甲社のPBR＝450円÷(300億円÷1億株)＝1.5倍
　　　　 乙社のPBR＝300円÷(600億円÷2億株)＝1.0倍　⇒PBRは甲社の方が高い。

3)は、不適切。自己資本利益率（ROE）の計算式は以下の通り。
ROE（自己資本利益率）＝税引後純利益／自己資本×100
よって、甲社のROE＝45億円÷300億円×100＝15%
　　　　 乙社のROE＝60億円÷600億円×100＝10%　⇒ROEは乙社の方が低い。

＜FP対策通信講座＞

●LECのFP通信講座　⇒　FP（ファイナンシャル・プランナー）サイトはこちら

●日本FP協会認定教育機関のWEB講座　⇒　２級ＦＰ技能士 （資格対策ドットコム）

●通勤中に音声学習するなら　⇒　ＦＰ 通勤講座

●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら　⇒　月額定額サービス【ウケホーダイ】