問4 2011年1月実技(個人資産)

問4 問題文と解答・解説

問4 問題文

 一般に,日本の株式市場における株価の上昇要因となるものは,次のうちどれか。

1) 日本銀行による金融引締め政策

2) 所得税の減税

3) 業況判断DIの下落

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問4 解答・解説

株価の上昇要因に関する問題です。

1)は、不適切。日本銀行が金利引き上げなどにより金融引締め政策を行うと、日本の株価の下落要因となり、金利引き下げなど金融緩和政策を行うと上昇要因となります。

2)は、適切。所得税の減税は、日本の株価の上昇要因となります。減税分が消費・投資に回ることで、企業の業績上昇が期待できるためです。

3)は、不適切。業況判断DIの下落は、日本の株価の下落要因となります。業況判断DIとは、企業の景況感を表す指数で、日本銀行の企業短期経済観測調査(短観)で公表されます。
企業が今後の景気をどう考えているかの指数ですので、下落していると今後景気は悪くなると考えているということで、企業の業績下降が懸念されるためです。

第2問             問5
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