問1 2011年1月実技(保険顧客)
問1 問題文
Mさんは,Aさんに対して,老齢基礎年金の受給要件等について説明した。MさんがAさんに対して説明した以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句等の組合せとして,次のうち最も適切なものはどれか。
@)老齢基礎年金を受給するためには,原則として,(
1 )年の受給資格期間を満たす必要がある。Aさんの場合,大学生であった期間(36月)は( 2
)として,厚生年金保険の被保険者であった期間(60月)は保険料納付済期間として,それぞれ老齢基礎年金の受給資格期間に算入される。
A)Aさんは,60歳から(
3 )歳になるまでの間,国民年金に任意加入して保険料を納付することで,老齢基礎年金の年金額を増やすことができる。
1) (1)
25 (2) 納付猶予期間 (3) 70
2) (1) 20 (2) 法定免除期間 (3)
70
3) (1) 25 (2) 合算対象期間
(3)
65
問1 解答・解説
老齢基礎年金の受給要件に関する問題です。
正解は、3)。老齢基礎年金の受給資格期間は25年(300月)です。
Aさんの場合、受給資格期間のうち、大学生であった期間は合算対象期間、厚生年金保険の被保険者であった期間は保険料納付済期間として、それぞれ算入されます。
(合算対象期間とは、年金制度が強制加入でなかった時代に、年金に加入しなかった(出来なかった)期間に対する特例で、受給資格期間としてはカウントされるが、保険料納付済期間としてはカウントされません。)
また、60歳時点で受給資格期間を満たしている場合でも、65歳になるまで国民年金に任意加入し保険料を納付することで、満額の老齢基礎年金額に近づけることができます。
(60歳時点で受給資格期間を満たしていない場合は、70歳になるまで任意加入可)
Aさんの60歳時点の受給資格期間は、36月+60月+166月+86月=348月です。
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