問12 2010年9月実技(個人資産)
問12 問題文
Aさんの土地購入に際し,危険負担や瑕疵担保責任の問題について,ファイナンシャル・プランナーが説明した次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1)
売買により取得した土地に欠陥があり,Aさんがその欠陥があることを知らずに契約した場合,民法によれば,当該欠陥により契約の目的を達することができないときは,Aさんがその事実を知った時から1年以内において,Aさんは売買契約を解除することができ,また契約を解除できないときは損害賠償のみを請求できる。
2)
売買契約において,売買契約後物件引渡しまでの間に土地が毀損した場合の危険負担について,売主または買主の負担方法を定めることができる。
3)
土地の購入後,住宅新築請負契約に基づいて建設業者から住宅の引渡しを受けた場合,「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によれば,引渡しを受けた時から20年間,請負人に対して,住宅の構造耐力上主要な部分等の瑕疵につき修補等の請求ができる。
問12 解答・解説
土地購入における危険負担や瑕疵担保責任に関する問題です。
1)
は、適切。欠陥のある土地を購入した際に、その欠陥があることを知らずに契約した場合には、民法により、その欠陥により契約の目的を達することができない(建てた家に住めない等)ときは、その事実を知った時から1年以内であれば売買契約を解除できます。
また、契約を解除できないときは損害賠償のみを請求できます。
2)
は、適切。売買契約後、物件引渡しまでの間に土地が毀損した場合は、売主または買主の危険負担の方法を定めることができます。
つまり、引越し前に土地が崩れてしまったような場合でも、売主が造成しなおすように契約で定めることが認められています。
3)
は、不適切。「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、建物の引渡しを受けた時から10年間、建築会社に対して、住宅の構造耐力上主要な部分等の瑕疵については、修補等の請求ができます
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