問4 2023年9月実技(資産設計)
問4 問題文
東京証券取引所に上場されている国内株式の買い付け等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、解答に当たっては、下記のカレンダーを使用すること。
※網掛け部分は、市場休業日である。
1.9月29日に国内上場株式を買い付けた場合、受渡日は10月3日である。
2.配当金の権利確定日が9月29日である国内上場株式を9月28日に買い付けた場合、配当金を受け取ることができる。
3.権利確定日が9月29日である国内上場株式の権利落ち日は、10月2日である。
問4 解答・解説
株式取引の約定日・決済日・権利確定日・権利落ち日に関する問題です。
1.は、適切。株式取引において約定日から実際の決済日までの期間は、約定日を含めて3営業日です(約定日から2営業日後に決済)。よって9月29日に買い付けして約定した場合、実際の決済日である受渡日は約定日である29日から2営業日後の10月3日となります。
2.は、不適切。株式を保有すると、配当金や株主優待を受ける権利がありますが、株式取引において約定日から実際の決済日までの期間は、約定日を含めて3営業日です(約定日から2営業日後に決済)ので、配当や株主優待の権利を得るためには、権利確定日の2営業日前(権利付き最終日)に約定している必要があります。
本問の場合権利確定日は9月29日(金)ですから、最終約定日は2営業日前の27日(水)です。
3.は、不適切。株式を保有すると、配当金や株主優待を受ける権利がありますが、配当や株主優待の権利を得られる権利確定日の2営業日前が権利付き最終日であり、権利付き最終日の翌日が権利落ち日(配当や株主優待の権利が無くなる日)となります。
よって本問の場合権利確定日は9月29日(金)ですから、最終約定日(権利付き最終日)は2営業日前の27日(水)で、権利落ち日は28日(木)です。
よって正解は、1
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