問2 2023年9月実技(資産設計)
問2 問題文
下記は、小山家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる数値として、誤っているものはどれか。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
<小山家のキャッシュフロー表> (単位:万円)
※年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2023年を基準年とする。
※給与収入は可処分所得で記載している。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部を空欄にしてある。
1.(ア)310
2.(イ)203
3.(ウ)841
問2 解答・解説
複利計算に関する問題です。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)。
1.は、誤りです。(ア)は、4年後の基本生活費で、現在の基本生活費は287万円で変動率は2%です。
つまり、現在の基本生活費を年利2%で4年間の複利計算をした金額ということですね。
よって、4年後の基本生活費=287万円×(1+2÷100)4乗
=310.6…→311万円
2.は、正しいです。年間収支=年間収入合計−年間支出合計で、(イ)は、基準年の年間収支ですから、基準年の収入合計830万円から、基準年の支出合計627万円を差し引いた金額です。
よって、基準年の年間収支=830万円−627万円=203万円
3.は、正しいです。(ウ)は、2年後の金融資産残高ですから、前年(1年後)の金融資産残高627万円に、変動率1%の増加分と、2年後の年間収支208万円を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、208万円を追加するわけです。
よって、正解は、
2年後の金融資産残高=627万円×(1+1÷100)+208万円
=841.27→841万円
よって正解は、1
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】