3級FP過去問解説 問5 2023年5月実技（保険顧客）

次に、Ｍさんは、Ａさんが提案を受けたがん保険の保障内容等について説明した。ＭさんのＡさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。

1)　「Ａさんが生まれて初めて所定のがん（悪性新生物）に罹患した場合、がん診断給付金100万円を受け取ることができます。ただし、通常、がんの保障については契約日から６カ月間の免責期間があります」

2)　「Ａさんががん診断給付金を受け取った場合、当該給付金は非課税所得として扱われます」

3)　「先進医療の治療を受けた場合、診察料、投薬料および技術料は全額自己負担になります。重粒子線治療や陽子線治療など、技術料が高額となるケースもありますので、がん先進医療特約の付加をお勧めします」

医療事情の変化・生命保険の税務・先進医療特約に関する問題です。

1)は、不適切。ガン保険は、保険金・給付金の支払責任の開始までに、一定の免責期間（不担保期間 or 待機期間とも呼ばれます）を設定（90日）しており、不担保期間中にガンと診断された場合には、契約は無効になります。

つまり、具合の悪い人が駆け込みで加入しても、保障を受けることができないようにしているわけです。

2)は、適切。入院・手術・通院・診断等の「身体の傷害に基因」して支払われる給付金は、非課税です。
なお、非課税となるのは、受取人が被保険者本人・配偶者・直系血族・生計同一の親族、のいずれかの場合に限られます。

3)は、不適切。先進医療は、最新の先進技術として治療効果が高いものの、公的医療保険の適用外で、通常の治療と共通する診察料、投薬料などの基礎的部分は公的医療保険が適用されますが、基礎的部分以外は技術料が全額自己負担となります。

よって正解は、２

  ●無料アプリ版公開中。
  ●学科も実技も完全無料！

  ●広告無しの有料版。
  ●広告無しで集中学習！

この問題と似ている問題を検索してみよう！「検索」ボタンをクリック！

• このサイト内を検索

＜FP対策通信講座＞

●LECのFP通信講座　⇒　FP（ファイナンシャル・プランナー）サイトはこちら

●日本FP協会認定教育機関のWEB講座　⇒　２級ＦＰ技能士 （資格対策ドットコム）

●通勤中に音声学習するなら　⇒　ＦＰ 通勤講座

●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら　⇒　月額定額サービス【ウケホーダイ】