問3 2022年5月実技(保険顧客)
問3 問題文
Mさんは、Aさんに対して、現時点(2022年5月22日)においてAさんが死亡した場合の妻Bさんに係る遺族給付の各種取扱い等について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
1) 「遺族基礎年金および遺族厚生年金は、原則として、偶数月に2カ月分が支給されます」
2) 「遺族基礎年金および遺族厚生年金は、雑所得として総合課税の対象となります」
3) 「Aさんの死亡後に妻Bさんが厚生年金保険の被保険者として勤務した場合、妻Bさんの給与収入に応じて、遺族厚生年金の年金額の一部または全部が支給停止となる場合があります」
問3 解答・解説
公的年金の支給月・税務、在職老齢年金に関する問題です。
1)は、適切。年金は2ヶ月に1回、年6回(偶数月)に分けて支給されます(老齢基礎年金に限らず、老齢厚生年金や遺族年金・障害年金も同様)。
2)は、不適切。老齢年金は公的年金等の雑所得として総合課税の対象となりますが、障害・遺族年金は非課税です。
3)は、不適切。遺族基礎年金や遺族厚生年金は、受給権発生時に年収850万円以上(所得655万円以上)あると支給されませんが、 受給権の確定後に年収850万円(所得655万円以上)に到達しても、支給停止にはなりません。
遺族の収入見込金額の計算上、遺族基礎年金や遺族厚生年金の額を把握する必要がありますが、死亡後の収入要件はありません。
よって正解は、1
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