問18 2020年9月実技(資産設計)
問18 問題文
秀則さん、美鈴さんが加入している生命保険は下表のとおりである。下表の契約A〜Cについて、保険金・給付金が支払われた場合の課税関係に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.契約A:秀則さんが死亡し、美鈴さんが死亡保険金を受け取った場合は、所得税・住民税の課税対象となる。
2.契約B:美鈴さんが受け取った入院給付金は、所得税・住民税の課税対象となる。
3.契約C:秀則さんが受け取る満期保険金は、所得税・住民税の課税対象となる。
問18 解答・解説
生命保険の税務に関する問題です。
1.は、不適切。生命保険の契約者と被保険者が同じで、保険金受取人が異なり、受取人が相続人となる場合、支払われる死亡保険金は、みなし相続財産として、相続税の課税対象となります。
従って、終身保険Aは相続税の課税対象です。
2.は、不適切。入院・手術・通院・診断等の「身体の傷害に基因」して支払われる給付金は、非課税です。
なお、非課税となるのは、受取人が被保険者本人・妻・直系血族・生計同一の親族、のいずれかの場合に限られます。
よって医療保険Bは、非課税所得です。
3.は、適切。生命保険の契約者と受取人が同じである場合、満期保険金や死亡保険金は、一時所得として所得税・住民税の課税対象となります。
従って、養老保険Cは所得税・住民税の課税対象です。
よって正解は、3
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