問2 2020年9月実技(資産設計)
問2 問題文
下記は、小田家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)〜(ウ)に入る数値とその求め方として、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
<小田家のキャッシュフロー表> (単位:万円)
※年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2020年を基準年とする。
※給与収入は可処分所得で記載している。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部を空欄にしてある。
1.空欄(ア):「420×(1+0.01)2乗≒428」
2.空欄(イ):「813−528=285」
3.空欄(ウ):「(385+247)×(1+0.01)≒638」
問2 解答・解説
複利計算に関する問題です。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)。
1.は、適切。(ア)は、2年後の夫の給与収入で、現在の給与収入は420万円で変動率は1%です。
つまり、現在の給与収入を年利1%で2年間の複利計算をした金額ということですね。
よって、2年後の給与収入=420万円×(1+1÷100)2乗
=428.4…≒428万円
2.は、適切。(イ)は、3年後の年間収支ですから、3年後の収入合計813万円から、3年後の支出合計528万円を差し引いた金額です。
よって、3年後の年間収支=813万円−528万円=285万円
3.は、不適切。(ウ)は、4年後の金融資産残高ですから、前年(3年後)の金融資産残高385万円に、変動率1%の増加分と、4年後の年間収支247万円を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、247万円を追加するわけです。
よって、正解は、
3年後の金融資産残高=385万円×(1+1÷100)+247万円
=635.85≒636万円
よって正解は、3
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