問9 2020年1月実技(資産設計)
問9 問題文
次の(ア)〜(ウ)の事例のうち、損害保険の保険金の支払い対象となるものとして、正しいものはどれか。なお、いずれの保険も特約などは付帯していないものとする。
(ア):【事例】飼い犬が突然他人に噛みついてケガを負わせてしまった。
→【対象となる保険の種類】個人賠償責任保険
(イ):【事例】地震により保険の対象である建物が倒壊して全損となった。
→【対象となる保険の種類】住宅総合保険
(ウ): 【事例】自動車を運転中、誤ってガードレールにぶつかり、ガードレールを壊してしまった。
→【対象となる保険の種類】自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)
1.(ア)
2.(イ)
3.(ウ)
問9 解答・解説
損害保険による個人のリスク管理に関する問題です。
1.は、支払い対象です。個人賠償責任保険は、偶発的な事故による賠償責任を補償するもので、飼い犬が、家族以外の人に噛みついてけがを負わせてしまった場合も補償対象となります。
2.は、支払い対象外です。住宅総合保険とは、火災保険の補償内容に、外来物の落下・衝突・水濡れ・騒じょう・労働争議・盗難・水災によって生じた損害なども追加して補償する保険です。地震による損害には、住宅総合保険等の火災保険に地震保険を付帯して加入することが必要です。
3.は、支払い対象外です。自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、対人賠償が補償対象で、対物賠償は補償対象外です。
よって正解は、1
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