問2 2019年9月実技(資産設計)
問2 問題文
下記は、広尾家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)〜(ウ)に入る数値とその求め方として、最も適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果は万円未満を四捨五入すること。
<広尾家のキャッシュフロー表> (単位:万円)
※年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2019年を基準年とする。
※給与収入は可処分所得で記載している。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部空欄としてある。
1.空欄(ア):「176×(1+0.01)2乗≒180」
2.空欄(イ):「377−450=▲73」
3.空欄(ウ):「(327+51)×(1+0.01)≒382」
問2 解答・解説
複利計算に関する問題です。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)。
1.は、適切。(ア)は、2年後の基本生活費で、現在の基本生活費は176万円で変動率は1%です。
つまり、現在の基本生活費を年利1%で2年間の複利計算をした金額ということですね。
よって、2年後の基本生活費=176万円×(1+1÷100)2乗
=179.5…→180万円
2.は、不適切。(イ)は、基準年の年間収支ですから、基準年の収入合計450万円から、基準年の支出合計377万円を差し引いた金額です。
よって、基準年の年間収支=450万円−377万円=73万円
3.は、不適切。(ウ)は、3年後の金融資産残高ですから、前年の金融資産残高327万円に、変動率1%の増加分と、3年後の年間収支51万円を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、51万円を追加するわけです。
よって、正解は、
1年後の金融資産残高=327万円×(1+1÷100)+51万円
=381.27→381万円
よって正解は、1
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