問20 2019年5月実技(資産設計)
問20 問題文
康太さんと由香里さんが加入している生命保険は下表のとおりである。下表の契約A〜Cについて、保険金・給付金等が支払われた場合の課税関係に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1.契約Aについて、康太さんが受け取った解約返戻金は、所得税の課税対象となる。
2.契約Bについて、由香里さんが受け取った入院給付金は、所得税の課税対象となる。
3.契約Cについて、康太さんが受け取った満期保険金は、所得税の課税対象となる。
問20 解答・解説
生命保険の税務に関する問題です。
1.は、正しいです。契約者(=保険料負担者)が受け取った解約返戻金は、原則、一時所得として所得税・住民税の対象です。
2.は、誤りです。入院・手術・通院・診断等の「身体の傷害に基因」して支払われる給付金は、非課税です。
なお、非課税となるのは、受取人が被保険者本人・配偶者・直系血族・生計同一の親族、のいずれかの場合に限られます。
3.は、正しいです。生命保険の契約者(=保険料負担者)と保険金受取人が同じで、被保険者が異なる場合、契約者自身が保険料を負担していた保険から給付金や保険金を受け取るわけですから、支払われる給付金・保険金は一時所得として所得税・住民税の課税対象となります。
よって正解は、2
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