問13 2018年9月実技(保険顧客)
問13 問題文
Aさんの相続に関する以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。
i)孫Eさんの法定相続分は、( 1 )である。
ii)配偶者に対する相続税額の軽減の適用を受けた場合、妻Bさんが相続により取得した財産の金額が、配偶者の法定相続分相当額と1億6,000万円とのいずれか( 2 )金額までであれば、納付すべき相続税額は算出されない。
iii)相続税の申告書は、原則として、相続の開始があったことを知った日の翌日から( 3 )以内に提出しなければならない。申告書の提出先は、原則として、被相続人の死亡の時における住所地の所轄税務署長となる。
1) (1)6分の1 (2)少ない (3)10カ月
2) (1)8分の1 (2)少ない (3)3年10カ月
3) (1)8分の1 (2)多い (3)10カ月
問13 解答・解説
法定相続分、相続税の配偶者控除・申告期限に関する問題です。
i)配偶者は常に法定相続人となり、それ以外の親族は、子・直系尊属・兄弟姉妹の順に、先の順位者がいない場合に、法定相続人となります。
また、被相続人が死亡するよりも先に相続人が死亡した場合、その相続人の直系卑属が代襲相続人として、相続人に代わって相続します。
よって、本問の法定相続人は、配偶者である妻Bさんと、子である長男Cさん、子である二男Dさんの代襲相続人である孫のEさん・Fさんの計4人となります。
配偶者と子が相続人の場合、法定相続分は、配偶者が2分の1、子が2分の1(子の人数分で 分割)となりますから、法定相続分は、以下の通りです。
配偶者 :1/2
長男C :1/2×1/2=1/4
孫E・F:1/2×1/2×1/2=1/8ずつ
ii)「配偶者に対する相続税額の軽減(相続税の配偶者控除)」は、被相続人の配偶者が財産を取得した場合に、法定相続分相当額、または1億6,000万円のいずれか高い方までは、相続税がゼロになる特例です。
iii)相続税の申告期限は、相続開始があったことを知った日の翌日から10ヵ月以内です。
よって正解は、3
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