問3 2018年5月実技(保険顧客)
問3 問題文
最後に、Mさんは、老後の年金収入を増やす方法の1つとして、確定拠出年金の個人型年金(以下、「個人型年金」という)について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
1) 「Aさんのような確定給付企業年金の加入者で60歳未満の厚生年金保険の被保険者や妻Bさんのような国民年金の第3号被保険者は、個人型年金に加入することができますが、拠出することができる掛金の限度額は加入者の区分に応じて異なります」
2) 「個人型年金の掛金は、その全額が小規模企業共済等掛金控除の対象となる等、税制上の優遇措置があります」
3) 「個人型年金は、将来の年金受取額が加入者の指図に基づく運用実績により左右される年金制度ですが、年金受取総額は最低保証されています」
問3 解答・解説
確定拠出年金の個人型に関する問題です。
1)は、適切。確定拠出年金の個人型は、自営業や企業年金のない会社員の人だけが加入対象でしたが、平成29年より企業年金のある会社員や公務員、私学共済加入者、専業主婦(夫)等も加入可能となりました。
ただし、企業年金のある会社員や公務員、私学共済加入者の拠出限度額は月額12,000円まで、専業主婦(夫)等の国民年金の第3号被保険者の拠出限度額は月額23,000円までです。
2)は、適切。確定拠出年金の個人型の掛金は、小規模企業共済等掛金控除として全額所得控除できます。
3)は、不適切。確定拠出年金は、掛金の運用指図は加入者自身が行い、運用リスクも加入者自身が負うため、運用結果に応じて将来の年金額が変動し、最低保証などもありません。(企業型も個人型も同様)
よって正解は、3
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