問1 2018年5月実技(保険顧客)
問1 問題文
はじめに、Mさんは、Aさんおよび妻Bさんが原則として65歳から受給することができる老齢基礎年金の年金額を試算した。《設例》の公的年金加入歴に基づいて、Mさんが試算した老齢基礎年金の年金額の計算式の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。なお、年金額は平成29年度価額に基づいて計算するものとする。
1) Aさん:779,300円×(450月/480月) 妻Bさん:779,300円×(392月/480月)
2) Aさん:779,300円×(450月/480月) 妻Bさん:779,300円×(480月/480月)
3) Aさん:779,300円×(480月/480月) 妻Bさん:779,300円×(500月/480月)
問1 解答・解説
老齢基礎年金の支給額に関する問題です。
65歳から受給できる老齢基礎年金の計算式は以下の通り。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)
まず、平成29年度の満額の基礎年金額は、779,300円。
次に、保険料納付済月数ですが、Aさんの保険料納付済期間は、納付予定も含めて、
450月です。
また、Aさんには20歳からの30月の未加入期間があります。
未加入期間と未納期間は、保険料納付済月数にはカウントされないため、その分満額の老齢基礎年金よりも支給額は少なくなります。
※未加入は年金受給資格期間としてはカウントされます。
Aさんは昭和16年4月2日以降生まれですので、「加入可能年数」は40年です。
(昭和16年4月1日以前生まれの場合、加入可能年数は40年を下回ります。)
Aさんの老齢基礎年金=779,300円×{450月/(40年×12)}
=779,300円×(450月/480月)
次に、Bさんは18歳から108月厚生年金に加入し、その後国民年金に392月加入です。
老齢基礎年金の支給額にカウントされるのは、20歳以上60歳未満の加入期間ですから、厚生年金加入期間のうち、20歳未満と60歳以降の期間は除外します。
よって、Bさんの保険料納付済月数は、20歳以上60歳未満までの480月です。
Bさんの老齢基礎年金=779,300円×(480月/480月)
よって正解は、2
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