問5 2017年1月実技(個人資産)
問5 問題文
Mさんは、Aさんに対して、X社株式について説明した。Mさんが説明した次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1) 「X社は、主な原材料を海外から輸入しているため、一般に、円安の進行は株価にとって好材料となると考えられます」
2) 「X社は前期に1株当たり10円の配当金を支払っていますが、配当金の額はX社の業績等により変動することがあります」
3) 「X社は過去3年間、増収増益を達成していることから、X社株式の株価は今後必ず上昇しますので、ご購入をお勧めします」
問5 解答・解説
株価の変動要因・配当金・金融商品販売法に関する問題です。
1)は、不適切。円安ドル高が進行すると、輸入材料の価格が上昇するため、輸入型企業の株価の下落要因となります。
1ドル80円時に80円で買えてた材料が、1ドル100円になれば円ベースでは100円出さないと買えなくなりますから、輸入型企業にはマイナス要因となるわけです。
2)は、適切。株式の配当金は、預貯金や債券の利子のように一定の支払いが継続するとは限らず、企業の業績によって変動します。
3)は、不適切。「金融商品の販売等に関する法律」(金融商品販売法)では、「断定的判断」つまり「絶対儲かりますよ!」と言われて購入した商品の、損失に対する損害賠償や、顧客への重要事項の説明義務を課しています。
従って、金融商品や保険商品を扱うFPは、「この株は必ず上がります」とか「絶対お得な保険です」といったセールストークはしてはいけません。
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