問5 2016年9月実技(個人資産)
問5 問題文
株式投資に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1) 国内上場株式を売買する際には、証券会社に対して売買委託手数料を支払うことになるが、この手数料はどの証券会社であっても同じ額である。
2) 国内上場株式を買い付ける場合、成行注文は指値注文に優先するため、売買の成立を優先する場合には、成行注文が適しているといえる。
3) MさんがAさんに対して、X社の業績は順調で、同社の株価が業績悪化によって下落する可能性は全くないと説明することは、金融商品の販売等に関する法律等において禁止されている。
問5 解答・解説
株式投資の手数料・注文方法・金融商品販売法に関する問題です。
1)は、不適切。株式売買の委託手数料は、取引金額や注文形態などで各証券会社が自由に設定できます。
例えば取引金額が大きかったり、ネット注文なら手数料が割引されたりします。
2)は、適切。証券取引所における売買では、指値注文よりも成行注文が優先されます。
成行注文は、言うなれば相手の言い値で取引しますよ、という注文ですから、値段を指定する指値注文よりも優先されるわけです。
3)は、適切。「金融商品の販売等に関する法律」(金融商品販売法)では、「断定的判断」つまり「絶対儲かりますよ!」と言われて購入した商品の、損失に対する損害賠償や、顧客への重要事項の説明義務を課しています。
従って、金融商品や保険商品を扱うFPは、「この株は必ず上がります」とか「絶対お得な保険です」といったセールストークはしてはいけません。
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