問14 2016年5月実技（保険顧客）
問14 問題文
Ａさんの相続に係る課税遺産総額（「課税価格の合計額−遺産に係る基礎控除額」）が9,600万円であった場合の相続税の総額は、次のうちどれか。
＜資料＞相続税の速算表（一部抜粋）
1) 400万円
2) 1,300万円
3) 1,330万円
問14 解答・解説
相続税の総額に関する問題です。
相続税の計算は、課税遺産総額（「課税価格の合計額−遺産に係る基礎控除額」）をそれぞれ法定相続分に分割し、分割後の金額に応じた税率で算出します。
よって、本問の場合課税遺産総額9,600万円です。
配偶者と子が相続人のとき、配偶者の相続分は2分の1、子の相続分は2分の１（子の人数分で分割）で、代襲相続人の相続分は、その直系尊属（代襲相続人の親など）の相続分と同じですから、妻Ｂさんの法定相続分は1／2、長男Ｃさんと長女Ｄさんの法定相続分はそれぞれ1／6ずつ（1／2÷3）、孫Fさんと孫Gさんの法定相続分はそれぞれ1／12ずつ（1／6÷2）となります。
妻Ｂの法定相続分の相続税 ：9,600万円×1／2×20%−200万円＝760万円
長男Ｃの法定相続分の相続税：9,600万円×1／6×15%−50万円＝190万円
長女Ｄの法定相続分の相続税：9,600万円×1／6×15%−50万円＝190万円
孫Ｆの法定相続分の相続税 ：9,600万円×1／12×10%＝80万円
孫Ｇの法定相続分の相続税 ：9,600万円×1／12×10%＝80万円
従って、相続税の総額＝760万円＋190万円＋190万円＋80万円＋80万円＝1,300万円 です。
よって正解は、2) 1,300万円
問13
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