問13 2015年5月実技(保険顧客)
問13 問題文
Aさんの相続に係る諸手続に関する以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして,次のうち最も適切なものはどれか。
@)Aさんの相続人がAさんの相続について「相続の放棄」または「限定承認」をする場合は,原則として,自己のために相続の開始があったことを知った時から3カ月以内に,その旨を( 1 )に申述しなければならない。
A)Aさんの相続人は,原則として,相続の開始があったことを知った日の翌日から( 2 )以内に,平成27年1月1日から死亡した日までのAさんの所得金額に係る所得税の確定申告書を提出しなければならない。
B)Aさんの相続に係る相続税の申告書の提出義務がある者は,原則として,相続の開始があったことを知った日の翌日から( 3 )以内に,相続税の申告書を提出しなければならない。
1) (1)家庭裁判所 (2)4カ月 (3)10カ月
2) (1)所轄税務署長 (2)6カ月 (3)10カ月
3) (1)家庭裁判所 (2)6カ月 (3)12カ月
問13 解答・解説
相続の放棄・限定承認、準確定申告、相続税の申告期限に関する問題です。
まず、相続の放棄や限定承認は、相続開始があったことを知った日から3ヵ月以内に、家庭裁判所に申述する必要があります。
また、被相続人が所得税の確定申告をすべきだった場合、相続人は、相続の開始があったことを知った日の翌日から4ヶ月以内に、その年の被相続人の所得税の確定申告をすることが必要です。(準確定申告)
つまり、自営業の人が死亡した場合、相続する遺族は4ヶ月以内に、準確定申告をする必要があるわけですね。
最後に、相続税の申告期限は、相続開始があったことを知った日の翌日から10ヵ月以内です。
従って正解は、1) (1)家庭裁判所 (2)4カ月 (3)10カ月
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