問6 2015年1月実技(保険顧客)
問6 問題文
最後に,Mさんは,がん保険の一般的な商品性について説明した。Mさんの,Aさんに対する説明として,次のうち最も不適切なものはどれか。
1) 「がん保険には一定の免責期間があり,その期間中にがんと診断されたとしても診断給付金は支払われません」
2) 「がん保険には,がんと診断されて診断給付金が支払われ,そのがんが治癒した後にがんが再発した場合に,診断給付金が再度支払われる商品もあります」
3) 「がん保険では,一般に,1回の入院で受け取ることができる入院給付金は120日分が限度となっています」
問6 解答・解説
ガン保険の商品性に関する問題です。
1)は、適切。ガン保険は、保険金・給付金の支払責任の開始までに、一定の免責期間(不担保期間 or 待機期間とも呼ばれます)を設定(90日)しており、不担保期間中にガンと診断された場合には、契約は無効になります。
つまり、具合の悪い人が駆け込みで加入しても、保障を受けることができないようにしているわけです。
2)は、適切。ガン保険の診断給付金は、初めてガンと診断された場合だけでなく、再発した場合にも支払われる商品もあります。
3)は、不適切。ガン保険の入院給付金には、1回の入院でも通算での入院でも、支払日数に制限がありません。ガンは再発・転移してしまう病気のため、再発・転移の度にかかる費用にも備えられるようになっているわけです。
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