3級FP過去問解説 問4 2014年1月実技（個人資産）

ＡさんがＸ社株式を売却した際に徴収された所得税および住民税の合計額は，次のうちどれか。なお，所得税・住民税以外の費用等および復興特別所得税は考慮しないものとする。

1)　11,200円

2)　16,000円

3)　32,000円

株式の税務に関する問題です。

上場株式の売却差益は、株式等の譲渡所得として一律10％の申告分離課税です。ただし、源泉徴収有りの特定口座の場合は一律10％が源泉徴収されます。
（ただし、平成26年分からは一律20％（復興所得税含まず）となりました。）

本問の場合、設例によると購入時の株価で2,000円で800株購入（取得）し、その後2,200円で売却（譲渡）していますから、
株式等の譲渡所得＝総収入金額（譲渡価額）−必要経費（取得費＋委託手数料等）
　　　　　　　　＝2,200円×800株−2,000円×800株＝160,000円
よって、所得税と住民税の合計＝譲渡所得160,000円×税率10％＝16,000円

従って正解は、2）16,000円

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