問12 2013年5月実技(個人資産)
問12 問題文
Aさんが賃貸アパートを経営するうえでの留意点についてファイナンシャル・プランナーが説明した次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) AさんがX土地を取得後,賃貸アパートを建築し,自ら賃借人の募集,賃貸借契約の締結をする場合には,宅地建物取引業者の免許を受けなければならない。
2) 契約の更新がないこととする旨を定める定期借家契約をする場合,公正証書等の書面によって行わなければならない。
3) 定期借家契約で1年以上の契約期間を定めた場合,Aさんは期間満了の1年前から6カ月前までに賃貸借が終了する旨を賃借人に通知しなければならない。
問12 解答・解説
宅地建物取引業法・定期借家契約に関する問題です。
1)は、不適切。所有者(大家さん)が自分でアパートの賃借人(入居者)を募集し、建物賃貸借契約を締結する場合は、宅地建物取引業に該当しないため、宅地建物取引業の免許を取得する必要はありません。
2)は、適切。普通借家契約は口頭でも成立しますが、定期借家契約は公正証書等の書面によって行うことが必要です。
3)は、適切。定期借家契約で契約期間が1年以上の場合、貸主は期間満了の1年前から6ヶ月前までの間(通知期間)に借主に対して期間満了で賃貸借が終了する旨を通知する必要があります。これをしないと、期間満了だからといって賃借人を退去させることが出来ません。
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