問13 2012年1月実技(個人資産)
問13 問題文
贈与税(暦年課税)に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。(設例)
1) Aさんが父Eさんから贈与された現金200万円を,平成23年中にAさんが妻Bさんに贈与した場合には,妻Bさんに贈与税の申告義務があり,Aさんに贈与税の申告義務はない。
2) Aさんが妻Bさんに対して通常必要と認められる生活費(必要な都度直接これに充てるもの)を贈与した場合には,贈与税が課税されない。
3) 兄Gさんが贈与により取得した財産の価額の合計額は,贈与税の基礎控除額以下であるため,兄Gさんに贈与税の申告義務はない。
問13 解答・解説
暦年課税の贈与税に関する問題です。
1)は、不適切。贈与税を計算する際、自分が誰かに贈与した金額を、贈与された金額から差し引いたりすることはありません。つまり、暦年課税の基礎控除110万円を超えて贈与された場合は、贈与税の申告義務が生じます。
また、妻Bさんも、Aさんからの贈与200万円が、生活費や教育費でなければ、贈与税の申告義務が生じます。
2)は、適切。夫婦や親子、兄弟姉妹等の「扶養義務者」間での、生活費や教育費の贈与には、贈与税は非課税となります。
3)は、適切。暦年課税の贈与税の基礎控除は110万円ですので、110万円までの贈与であれば、贈与税はかからず申告義務もありません。
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