問12 2011年5月実技(資産設計)
問12 問題文
会社員の有馬隆さんは、平成22年中に下記<資料>の医療費等を支払っており、医療費控除の適用を受けるため、所得税の確定申告を行っている。有馬さんの平成22年分の医療費控除の対象となる支出額(合計額)として、正しいものはどれか。なお、支払った医療費等は、すべて有馬さんまたは生計を一にする妻のために支払ったものである。また、保険金等で補てんされた金額はない。
<資料>
・
虫歯の治療費 12,000円
・ 健康増進のためのビタミン剤購入費 5,000円
・
胃潰瘍による入院治療費
150,000円
1. 155,000円
2. 162,000円
3. 167,000円
問12 解答・解説
医療費控除に関する問題です。
医療費控除は、その年に支払った自己負担の医療費から、保険金などで補填された金額と、10万円(総所得200万円未満の人は総所得の5%)を差し引いた額です。
また、生計を一にする家族が支払った金額も対象となります。
資料のうち、胃潰瘍による入院治療費や虫歯の治療費は当然医療費控除の対象ですが、美容や健康増進のための費用は医療費控除の対象外となりますので、健康増進のためのビタミン剤購入費は対象外です(この他、例えば美容整形や美容のための歯科矯正も対象外)。
従って、医療費控除の対象となる支出合計額=12,000円+150,000円=162,000円
よって正解は、2. 162,000円
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