問1 2011年1月実技(個人資産)
問1 問題文
Aさんに係る労働者災害補償保険(以下,「労災保険」という)の業務災害および通勤災害に関する保険給付について,ファイナンシャル・プランナーが説明した次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1)
Aさんが勤務時間中に会社の床に貼り付けられているパソコンのケーブルに足を引っ掛けて転倒し,けがをした場合,Aさんは労災保険の保険給付を受けることができない。
2)
Aさんが会社から自宅へ帰る途中,スーパーマーケットで夕食の食材を購入後に通常の通勤経路に戻り,自宅の5メートル手前で転倒してけがをした場合,Aさんは労災保険の保険給付を受けることができる。
3)
Aさんが休日に家族とドライブに出掛けた際に,会社の取引先の親しい担当者へのお土産を買うことを思いついて立ち寄った店の自動ドアに手を挟まれてけがをした場合,Aさんは労災保険の保険給付を受けることができる。
問1 解答・解説
労働者災害補償保険(労災保険)に関する問題です。
1)は、不適切。勤務時間中でしかも会社内での怪我ですから、労災対象です。
2)は、適切。通常の通勤経路から外れると、その後通常の通勤経路に戻ったとしても通勤災害として認められません。
しかし、スーパーに寄るなど日常的な行為であれば、通常の通勤経路に戻った後の怪我は、通勤災害として、労災対象になります。
3)は、不適切。休日に取引先へのお土産購入をしたといっても、休日勤務の業務命令が出ているわけではありませんから、怪我をしても労災の対象にはなりません。
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