問3 2012年5月実技(資産設計)
問3 問題文
下記は、経済用語についてまとめた表である。下表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
( ア ):
国内で1年間に生み出された財・サービスの付加価値の合計で、内閣府が発表している。この伸び率が経済成長率である。
( イ ):
「DI」と「CI」の2つの指数がある。このうち「CI」は、景気の山の高さや谷の深さ、拡張や後退の勢いといった景気の量感を示す指数で、平成20年から公表の中心になっている。
( ウ ):
日本銀行が行う公開市場操作の一つ。民間金融機関の保有する債券等を買い取り、市場へ資金を供給するため、金利を低めに誘導する効果がある。
1.空欄(ア)に入る語句は、「GDP(国内総生産)」である。
2.空欄(イ)に入る語句は、「景気動向指数」である。
3.空欄(ウ)に入る語句は、「売りオペレーション」である。
問3 解答・解説
経済指標と金融政策に関する問題です。
1.は、適切。一定期間に国内で生産された財やサービスなどの付加価値の総額は、GDP(国内総生産)のことで、内閣府が発表します。
また、このGDPの変動(伸び率)が、経済成長率と呼ばれるものです。
2.は、適切。景気動向指数にはCIとDIがあり、CIが景気変動の大きさやテンポ(量感)を示し、DIは景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を示します。
3.は、不適切。日銀が銀行と国債などを売買することで、金融市場への資金供給量や金利を調整することを、公開市場操作といいますが、日銀が市場から債券や手形を購入するのは、買いオペレーション(買いオペ)です。
債券や手形の代金としてお金(日銀券)を渡しますから、市場の資金量が増加し、お金が借りやすくなることから市場金利は低下します。
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