問2 2012年5月実技(資産設計)

問2 問題文と解答・解説

問2 問題文

下記は、田川さんの家庭のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用することとし、計算結果は万円未満を四捨五入することとする。

<田川家のキャッシュフロー表>    (単位:万円) 
 
※年齢は各年12月31日現在のものとし、平成24年を基準年とする。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部空欄にしてある。

1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:「480×(1+0.01)2乗=490

2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:「696−748=▲52

3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「(430+114)×(1+0.01)=549

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問2 解答・解説

複利計算に関する問題です。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)

1.は、適切。(ア)は、2年後の給与収入で、現在の給与収入は480万円で変動率は1%です。
つまり、現在の給与収入を年利1%で2年間の複利計算をした金額ということですね。
よって、2年後の給与収入=480万円×(1+1÷100)2乗
            =489.648≒490万円

2.は、不適切。(イ)は、現在の年間収支ですから、現在の収入合計748万円から、現在の支出合計696万円を差し引いた金額です。
よって、現在の年間収支=748万円−696万円=52万円

3.は、不適切。(ウ)は、3年後の金融資産残高ですから、前年(2年後)の金融資産残高430万円に、変動率1%の増加分と、3年後の年間収支114万円を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、114万円を追加するわけです。
よって、正解は、
3年後の金融資産残高=430万円×(1+1÷100)+114万円
          =548.3≒548万円

問1              問3
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