問1 2012年5月実技(資産設計)
問1 問題文
ファイナンシャル・プランニング業務を行うに当たっては、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)の行為に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.投資助言・代理業の登録をしていないFPが、特定の上場会社が公表した業績予想を顧客に提示した。
2.税理士資格を有していないFPが、顧客が納付すべき相続税の具体的な税額計算を無償で行った。
3.社会保険労務士資格を有していないFPが、顧客の公的年金の受給見込み額を試算した。
問1 解答・解説
FP倫理と関連法規に関する問題です。
1.は、適切。投資助言・代理業の登録をしていないFPでも、上場会社が公表している業績予想を顧客に提示するといった一般的な情報提供は可能ですが、顧客との投資顧問契約の締結に基づいて、特定の有価証券に係る動向や投資判断についての助言を行うことはできません。
2.は、不適切。税理士資格のないFPは、有償無償を問わず、相談者の納税額計算等の、個別具体的な税務相談を行うことはできません。
3.は、適切。弁護士・社労士資格のないFPでも、顧客の公的年金の受給見込み額の計算を行うことは可能です。
ただし、公的年金の請求手続きの代行等は、弁護士・社労士資格のないFPはできません。
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