問2 2023年5月実技(資産設計)

問2 問題文と解答・解説

問2 問題文

下記は、山岸家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる数値として、誤っているものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、 計算過程においては端数処理をせず計算し、 計算結果については万円未満を四捨五入すること。

<山岸家のキャッシュフロー表> (単位:万円)

※年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2022年を基準年とする。
※給与収入は可処分所得で記載している。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部を空欄にしてある。

1.(ア)402

2.(イ)61

3.(ウ)1,220

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問2 解答・解説

複利計算に関する問題です。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)

1.は、適切。(ア)は、3年後の妻の給与収入で、現在の給与収入は390万円で変動率は1%です。
つまり、現在の給与収入を年利1%で3年間の複利計算をした金額ということですね。
よって、3年後の給与収入=390万円×(1+1÷100)3乗
            =401.8…→402万円

2.は、適切。年間収支=年間収入合計−年間支出合計で、(イ)は、4年後の年間収支ですから、4年後の収入合計486万円から、4年後の支出合計425万円を差し引いた金額です。
よって、4年後の年間収支=486万円−425万円=61万円

3.は、不適切。(ウ)は、1年後の金融資産残高ですから、前年(基準年)の金融資産残高1,160万円に、変動率1%の増加分と、1年後の年間収支60万円を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、60万円を追加するわけです。
よって、正解は、
1年後の金融資産残高=1,160万円×(1+1÷100)+60万円
          =1,231.6→1,232万円

よって正解は、3

問1              問3

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