問5 2012年5月実技(資産設計)

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

投資信託は、運用対象や運用スタイルなどによって、下表のように分けることができる。下表に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、問題作成の都合上、一部を(*****)としている。

○運用対象
 公社債投資信託:( ア )
 株式投資信託 :(*****)
○追加設定の有無
 追加型(オープン型):いつでも購入できるタイプ。
 単位型(ユニット型) :購入は募集期間のみに限られるタイプ。
○運用スタイル
 パッシブ運用(インデックス運用):( イ )
 アクティブ運用         (*****)
○運用手法
 トップダウンアプローチ:( ウ )
 ボトムアップアプローチ:(*****)

1.空欄(ア)に入る説明:公社債を中心に運用され、株式の組入比率が25%未満の投資信託。

2.空欄(イ)に入る説明:あらかじめベンチマークを定め、そのベンチマークに連動することを目指す運用スタイル。

3.空欄(ウ)に入る説明:個別企業の調査・分析に基づいて企業の将来性を判断し、投資判断をする運用手法。

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問5 解答・解説

投信の運用対象・運用スタイル等に関する問題です。

1.は、不適切。公社債投資信託は、株式を全く組み入れることができない投資信託です。なお、株式投資信託は株式の組み入れを可能としているだけですので、株式を組み入れずに運用することも可能です。

2.は、適切。投資信託の運用手法のうち、ベンチマークを上回るリターンを目指す手法はアクティブ運用、ベンチーマークに連動するように運用する手法はパッシブ(インデックス)運用です。

3.は、不適切。トップダウン・アプローチとは、経済・金利・為替などのマクロ経済動向の予測からはじまり、資産配分や業種別配分を決め、その後個別の選別を行う運用手法です。
トップダウン・アプローチ:今後の景気は?⇒債券・株?どの業界?⇒どの会社?

反対に、マクロ経済動向等にかかわらず、個別銘柄の投資指標の分析、リサーチの積上げにより銘柄を選定し、ポートフォリオ構築を図る運用手法を、ボトムアップ・アプローチといいます。
ボトムアップ・アプローチ:どの会社?⇒現在の株価は?資産価値は?将来性は?

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