問4 2012年1月実技(個人資産)
問4 問題文
債券投資のリスクについて,ファイナンシャル・プランナーが説明した次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) 債券投資における金利変動リスクとは,市場金利の変動により債券価格が変動するリスクをいう。
2) 債券投資における信用リスクとは,発行体の財務状況の悪化等により,約定どおり利息や元本が支払われなくなるリスクをいう。
3) 債券投資における流動性リスクとは,債券が繰上げ償還され,投資時に想定した投資期間による運用利回りが確保できなくなるリスクをいう。
問4 解答・解説
債券投資に関する問題です。
1)は、適切。債券投資における金利変動リスクとは、市場金利の変動により債券価格が変動するリスクのことで、価格変動リスクともいいます。
金利が上がると、以前の低い金利の債券は人気が無くなり、債券価格が下がります。反対に金利が下がると、以前の高い金利の債券に人気が出るため、債券価格が上がります。
2)は、適切。債券投資における信用リスクとは、発行体の財務状況の悪化等により、約定通り利息や元本が支払われなくなるリスクのことです。
信用度の高い国債であっても、財政状況が悪化して、利息や元本が受け取れない可能性もゼロではないわけです。
3)は、不適切。債券投資に限らず、流動性リスクとは、売却したいと思ったときに売却できない(買い手がいない)リスクのことです(債券投資の場合、国債以外はあまり流動性が高くありません)。
なお、債券が繰上げ償還され、投資時に想定した運用利回りが確保できなくなるリスクとは、繰上償還リスクといいます。
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