問6 2011年5月実技(保険顧客)
問6 問題文
Mさんは最後に,Aさんに対して,生命保険の見直しについてアドバイスをした。MさんのAさんに対するアドバイスとして,次のうち最も適切なものはどれか。
1)
「必要保障額から考えると,死亡保険金額を増額する必要があるといえます。Aさんが死亡した場合のご家族の生活保障として,収入保障保険への加入も検討に値します」
2)
「現在の保険契約では,Aさんが病気で入院した場合に,日額10,000円の入院給付金が支給されます。医療保障の充実を図るのであれば,上乗せの保障として,生活習慣病に備える特約を付加することもよいでしょう」
3)
「Aさんは公的介護保険の第1号被保険者であり,保険者から原因を問わず要介護状態または要支援状態と認定された場合に保険給付を受けることができますが,多額の出費に備え,民間の保険会社で介護保障を準備することも大切です」
問6 解答・解説
生命保険の見直しに関する問題です。
1)
は、適切。必要保障額は4,880万円ですが、現在の死亡保険金額は500万円ですので、増額する必要があります。
また、Aさんが死亡した場合、家族の主な収入源が途絶えますから、家族の生活保障として収入保障保険への加入も検討に値します。
2)
は、不適切。病気で入院した場合には疾病入院給付金として日額5,000円が支給されますが、災害入院給付金は不慮の事故が原因で入院した場合の給付金ですので、病気入院の際は支給されません。
なお、医療保障の充実を図るために、上乗せの保障として生活習慣病に備える特約を付加することは検討に値するといえます。
3)
は、不適切。Aさんは40歳以上65歳未満のため、公的介護保険の第2号被保険者です。
第2号被保険者は、認知症等の特定疾病が原因のときに要介護状態または要支援状態と認定された場合に保険給付を受けることができます。
よって特定疾病以外の原因での要介護・要支援状態になることも想定し、多額の出費に備え、民間の保険会社で介護保障を準備することも大切です。
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】